スマホ普及に伴い、昨今ではキャッシュレスが大きく普及しました。
他にも家計簿アプリが登場し、ネットフリマやネットオークションなどの取引プラットフォームも数多くあり、日常的にフィンテックサービスを使うことが浸透しています。
中高生にとってもスマホを持つことは当たり前になっていますが、上記のようなサービスの利用状況はどのようになっているのでしょうか?
また、現代の中高生たちのおこづかいや貯金事情は、どのようになっているのでしょうか?
今回は中高生約3,000名を対象に、「おこづかい」をテーマにした調査を実施しましたのでご紹介します。
◆本調査の概要
調査対象 : 全国の「Studyplus」ユーザー(中学1年生~高校3年生)
回答者 : 2,994名
※中学1年生:112名、中学2年生:213名、中学3年生:458名、高校1年生:410名、高校2年生:554名、高校3年生:1,247名
調査方法 : 学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
調査時期 : 2023年7月26日〜7月27日
①中高生の2/3は定期的に定額でおこづかいをもらう
中高生のおこづかい事情
おこづかいの受け取り状況に関する調査結果から、ご紹介します。
中高生のうち3分の2が、定期的に定額でおこづかいをもらっていると回答しました。
また、不定期でもらっている学生は2割程度。
のこり1割が、おこづかいはもらっていない、というのが中高生の現状のようです。
では、具体的にどれくらいの金額のおこづかいをもらっているのでしょうか。
中学生では、2,000円以下が半数を占めるという結果になりました。
中学1,2年生の最多回答は「1,0001円~2,000円」。
中学3年生になると「2,001円~3,000円」が最多です。
高校生では、「3,001円~10,000円」が6割に。
その中でもボリュームゾーンとしては、「3,001円~5,000円」が最多となりました。
②おこづかいやアルバイト以外で1割が収益あり、ポイ活・ネットフリマ・アンケートモニターが主な手段
中高生のおこづかい・アルバイト以外の収益
スマホがない時代は、中高生の大半はおこづかい、高校生になるとアルバイトで自由に使えるお金を確保するのが一般的でした。
現在では「ポイ活」などが流行していますが、そうした手段を通じて、おこづかい・アルバイト以外でも中高生は収益を得ているのでしょうか?
現状、中高生の1割がおこづかいやアルバイト以外でお金を得ていると回答しました。
具体的な方法も聞きました。
手段としては、やはり「ポイ活」がトップで約4割。
「ネットフリマ・オークションサービスへの出品」「アンケートモニター」といった回答も上位に位置しました。
中には、「株・投資・FX・NISA」や「クラウドソーシング」といった回答も見られました。
③ 中高生の7割が貯金している、2割以上が手書きやスマホアプリで記録
中高生の貯金事情
続いて、貯金事情についてです。
中高生の7割近くは貯金していると回答しました。
では、管理方法はどのようになっているのでしょうか?
2割以上は、おこづかい帳や家計簿をつけていると回答しました。
「手書き」あるいは「スマホアプリ」で付けているとの回答が、それぞれ約半数を占めています。
④中学生は2割程度、高校生は5割弱がスマホ決済を使うと回答
中高生とキャッシュレス・ネットショッピング
最後に、様々なネットサービスの使用状況をご紹介します。
スマホ決済サービスは、中学生は2割程度・高校生は5割弱がよく使っていると回答しました。
ネットショッピングは、中学生は3割程度・高校生は4割以上がよく使っていると回答。
利用経験としては、中学生が半数程度・高校生が7割程度という結果です。
ネットショッピングは、「よく使っている」と回答した割合は1割台。
利用経験としては、中学生は2割以上・高校生は4割弱が利用経験があるという結果になりました。
Studyplusトレンド研究所では、学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーである若者に向けて、定期的に調査を行っています。
企業・教育機関などで、若者を対象とした共同調査や研究をご希望する方は、問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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